2月25日(現地時間)、ヴェルサーチェ(VERSACE)が2022-23年秋冬コレクションを発表した。ニューヨークで我々はスーツのカムバックを宣言したが、今日のミラノでそれが確実なものとなった。ドナテッラ・ヴェルサーチェの新しいコレクションの幕開けは、堂々と歩く黒のパンツスーツ。ジャケットの中央部分はボーンコルセットでシェイプされ、ドロップショルダーが強調して見える。それだけでなく、ドナテッラはメンズコレクションから鮮やかなピンクとエレクトリックブルーのサテンコートも加えた。そうしたことは初めてのことだったはずだ。
ヴェルサーチェ【2223年AW ミラノコレ速報】
今月初めにメンズコレクションを発表した際、ドナテッラはこう言った。「このコレクションはヴェルサーチェ2.0.を紹介するもの。次の第一歩と、前に進むための行動を象徴しています。ひとつのことではなく、多面性や進歩、多様性といった、まさに新しい世代が価値をおいていることにフォーカスしています」
ヴェルサーチェ【2223年AW ミラノコレ速報】
このコレクションのテーラリングと表裏一体で強調されたのが、ブランドのシグネチャーであるコルセットだ。光沢のあるサテン地のマイクロミニドレスや七分丈のシース・スカート、セカンドスキンのようなニット地アイテム、グロッシーなパフジャケットにまでコルセットがあしらわれた。ただしその多くは、大きく引き伸ばしたチェックや千鳥格子のボクシージャケットのインナーアイテムであり、定番のTシャツやタンクトップに代わって若い女性たちが選んだブラトップをしのぐネクストトレンドになるはず。新型コロナウイルスは長年のドレスコードを緩めたのだ。